本気で暑い、というか暑い以外に言葉を発することができない。
カロンガから、やまたつです。
もう残りの任期も半年を過ぎ、帰国後のことを考える時間が増えています。
マラウイに来る以前に思っていた2年後の進路は、自分の中で変わってきています。
というのも、すべては"マラウイを通して世界を見ることができた"からです。
マラウイは本当に特殊な国で、2013年は名実ともに世界最貧国の称号を受けました。
国家予算は海外のドナーに頼りっぱなし。
国内には国際協力機関、NGOがあふれています。
JICAもそのひとつです。
僕の所属する病院には毎月、国際機関から医薬品が送られてきます。
無料です。
それらを県内の各ヘルスセンター(地域病院)に配給するのですが、県の中央病院といえどお金はありません。
ガソリン代がないからという理由で医薬品がヘルスセンターに運ばれないこともよくあります。
ヘルスセンターに薬が届かないので、村人は当然医療サービスを受けることはできません。
一方、県病院の倉庫には使用期限の切れた医薬品が山積みになっている現状。
何この矛盾?
ある程度大きな国際機関は何十年もマラウイを支援しているので、こうゆう状況わかっているはず。
じゃあ何で対策たてないの?
僕にはさっぱりわかりません。
そんな中途半端な支援は、かえってマラウイの人々のやる気や生活する力を奪うだけなのでは?
タダであげるんなら、とことんあげればいいんです。
帰国後、国際機関に携わりたいという気持ちは、もうありません。
現場から離れたデスクの上で、数字をいじるつもりはないです。
世界を変えるような大きなことは僕にはできません。
自分の手の届く範囲だけでいい。
小さなことでも誰かのためになって、自分が楽しく過ごせたらなって思います。
帰国後、長くて2年は日本で働きたいと思います。
その期間は、日本でお世話になった人へのお礼とマラウイで体感してきたことの共有をしたい。
そして僕はまた世界へ飛んでいきたいと思っています。
食・栄養は万国共通。
もちろん日本は素晴らしい国だと思います。
けど、世界にはまだまだ興味を引くものがあるので。
マラウイが教えてくれたこと。
今、僕の中でイイ感じに消化してきています。
帰国後、日本の皆さんに会ってお話しできるのが楽しみです。
〜今回のレシピ~
世界と生きる、人と生きる
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