9/29/2013

名も無きアーティスト

日本は少しずつ秋の兆しが見え隠れしているのでしょうか?

こちらマラウイは逆にどんどん暑さを増しております。

特に僕の任地カロンガは。。

先週、JICAの健康管理員が僕の家を訪問した際に「大山さん、引っ越したいときはいつでもいいな

さい。ここにいたら暑さでやられるわ。」と言われました、やまたつです。


異国の地で暮らしていると、毎日が発見の連続で飽きることはありません。

あ、マラウイの食事には少々飽きてきましたが。

特に人との付き合いが興味深いんです。

今を生きるマラウイアン。

最近出会った名も無きアーティストがいます。

彼は時々peoplesというマーケットのあたりで引き語りをやっています。

ギター片手に足でドラムを操る、なかなか達者な人。

現地語の歌詞なので何言ってるかあまりわかりませんが、まわりのお客をかなり楽しませてます。

が、マラウイアンはみんな金持ちじゃないため、小銭を投げることはありません。

では彼は何のために歌っているのか?

僕は聞いてみました。

すると、一言目に「楽しいから」

「僕が歌って、聞いてる人達が踊ってる。最高に楽しいじゃないか!」

"歌うこと"これが彼の幸せ。

世界にはいろんな"幸せ"がある。

彼はひとつの例でしかなく、もっと多様なものだと思う、幸せって。

来週から大きなチャレンジを始動します。

このプロジェクトがマラウイアンの幸せのカタチになりますように。

僕ひとりじゃできないことも、協力すればできる。

同じ職場で活動する看護師隊員の方と一緒に、いろいろカタチにしていきたいです。



↑唯一聞き取れた言葉「I love you~♪」。どうやら愛の歌らしい。


~今回のレシピ~
やるか、やらないかを決めるのは今の自分。できるか、できないか決めるのは未来の自分。

9/20/2013

目標達成型と展開型

前回に引き続き、今回も少し真面目な内容を書きます。

やまたつです。


僕は小さい頃から好奇心旺盛で、いろいろなことを自分で見たり経験しないと気がすまない人でした。

それは今も変わりません。

何事も貪欲に。

日本にいたときは"やることリスト"を作り、特に仕事で、どんどん目標を達成していくような生き方でした。

いつまでにどうなりたい。

常に先をみて行動していた気がします。

でも、仕事以外にもいろいろな体験や勉強会に参加し、海外旅行などを経て、少しずつ自分の中で変化がありました。

僕は今まで"ブレないこと"が良いことで、自分の意思を貫いたかっこいい生き方をしていきたいと思っていました。

が、世の中にはもっといろんな人がいて、多様性にあふれていること。

この多様性に気が付いたとき"ブレないこと"が全てじゃないと思いました。

いろいろな人に会って、影響を受けて、人生の方向が変わってもそれはそれでいいのでは?

目標があったとしても"今の自分の気持ち"に正直になってもいいのでは?

そう思うようになってきたのです。

でも僕の人としての軸、僕らしさは常に持っていようと思います。

と、いっても変わらないと思うし、変えられないと思いますが。

まとめると以下になります↓

【目標達成型】
自分の未来に目標を立てて、それをクリアし、そしてまたステップアップしていくように目標を立てる。そうやって一直線に自分の理想に近づいていく生き方。

【展開型】
とにかくいろいろやってみて、自分に合ったものを続けていく。そしてまた新たなものに出会ったらやってみる。方向性は一貫しても、そうでなくても、放射状に人生を歩んでいく生き方。

生き方は人それぞれでいいと思います。

今は大きく2つの生き方を示しましたが、もっと多様性に富んでるのではないでしょうか。

どうやら僕には展開型の行き方が合っているようです。

自分の思うままに、好きな方向に進んでいく。

できないことは努力で埋めるのもいいけど、人に頼るのもありだと思います。

助けてもらえばいいのです。

そうやって人々が助け合って生きていくのもいいのではないでしょうか。

僕の変わらない軸は"好奇心と行動力"。

これが僕らしさの元なので、ここさえ変わらなければどんな方向に歩んでも後悔はしないでしょう。

何年も先を予測することは難しいです。

特にここマラウイではその日のスケジュールすらも予測できません。

停電、断水、キーパーソンが来ない、人が死んだので葬式、などなど。

目標を立ててもなかなか達成は難しい。

彼らの興味はどんどん変わります。

それは聞こえこそ良くないですが、良く言うと"今に正直"なのではないでしょうか。

昨日はやる気があったけど、今日はやる気がしないってこと、よくあると思うんです。

それも人間。

自分を抑える必要はあまりないのでは。

もちろん人に迷惑をかけてはいけないと思いますが。

ここマラウイに来て、今の大切さをより認識しています。

僕の幸せは"一緒に笑い合える人がそばにいる"こと。



~今回のレシピ~
人と一緒に生きるから人生はおもしろい。

9/19/2013

What is your happiness?

世界の中でも最貧国と称される国、マラウイ。

言葉だけ聞くと、貧しくて可哀想とか飢餓で飢えてるとかいろいろな誤解をまねきます。

確かに一部は当たっているかもしれません。

一部は。

でも大部分は違っています。

村の人たちは貧しいですが、家族や親戚が助け合って、細々とではありますが暮らしています。

毎日シマを食べ、隣人との会話で盛り上がる。

子供達は自然と共に遊び、学ぶ。

そして、時が来たら死ぬ。

決して死に対して抵抗はしない。

医療水準が低いから"できない"という方が正しいのかもしれませんが。

日本を含め、先進国が、その他発展途上国が忘れかけている"大切なモノ"がここにはあります。

長くなってしまいますが、最後まで読んで、そして自分の頭で考えてみてほしい内容を書きます。


僕が日本を飛び出した半年前、「数年後には人々の働き方が変わる」と言われていました。

会社から個人へと。

それは人々の価値観が変わってきた証なのではないでしょうか。

お金は必要だけど、それよりも大切なものがある。

気の合う仲間達と好きな仕事をしたい。

人それぞれ価値観は違います。

でも変化していることは明らかです。

人は皆、幸せになるために生きていると思います。

現在の先進国では医療技術が進んで、なかなか死ねないようになっています。

食事ができなくなったら経管栄養剤を使う。

腎臓が悪くなったら人工透析をする。

心臓が弱ったら心臓移植をする。

そしてこれからは再生医療です。

単純に寿命も延びますが、予防医学が進んだことで健康寿命も延びます。

ですが、この質問に即答できる人は何人いるでしょうか。

"あなたの幸せは何ですか?"

僕自身も答えを探す時間が必要になります。

なぜ?

僕は選択肢が多いからだと思います。

僕たちはたくさんの物事に囲まれて生きてきました。

自然と選択肢が増えたし、増やすこともできます。

新しいものが世の中にどんどん出てきて、それに伴い僕たちは次々と求めていく。

いつまで経っても幸せにたどり着けないという結果に陥りかねない状況です。

もちろん大多数の人がそうだとは思いませんが。

寿命が延び、選択肢が増える。

言葉だけ聞くと幸せそうに感じますが、どうでしょうか。

ここマラウイは選択肢がほとんどありません。

ですが、この質問に即答できる人の方が多いんです。

"家族や友人と過しているとき"

シマを食べたり、チャッティングしたり。

そういうことが彼らの幸せ。

そして、マラウイは何年も前からほとんどの人は個人での働き方をしています。

会社に属している人はほんの一握りです。

日本のようなストレス社会は存在しません。

こうゆうところはマラウイの誇るべきところだと思います。

日本ではみんなが言います、「5年後、10年後を見据えて行動しろ」と。

確かにある程度先を見据えた行動は大切だと思います。

でも未来のことなんて誰もわからない。

3.11のようにいつ天災が起こって全てを失うか。

誰にもわかりません。

先を見すぎると今が疎かになってしまいます。

今を大切にしない人に素敵な未来がくるとは到底思えません。

僕は自分の生き方をシフトしました。

きっかけをくれたのはフィリピンのマニラに広がるスラム街に住む人々の言葉。

僕の生き方は"目標達成型"から"展開型"へ。

このことについてはまた後日書きますね。

マラウイでは昔から"個人の時代"です。

いったい日本は何を得て、何を失ったのでしょうか?


p.s 彼はDowaに住む同期のガードマン。僕にこの朝日を見せてあげたいとずっと前から言ってたらしい。感性はみんな持ってるもの、国が違っても美しいものを見たら美しいと思い、誰かのために何かをしてあげたいと思うもの。失くしたくない"感性"。最後に朝日を見たのはいつですか?

~今回のレシピ~
幸せは探すとなかなか見つけられない。今もっているものを捨てていくと残るもの、それが幸せ。

9/14/2013

チャッティングという名の心理戦

今日、マラウイのマンゴーを始めて食べました。

美味すぎる。

思わず何個も食べたくなりますが、先輩隊員がマンゴーアレルギーになったという話を聞いているので、1日1個にとどめておきます。

暑い時期はマンゴーを頼りにしようと思っています、やまたつです。


今日は同僚のキッチンスタッフと以前から約束していた"男飲み"をしました。

4人来る予定が、結局2人しか来なかった、が想定内。

そして、この男飲みは彼らの本音を探る心理戦でもあったわけです。

さて、さっそく彼らはお金がないといいました。

ビールを飲むのが好きという会話の流れで、この企画ができたわけですが、飲み会の場に無一文で現れるとはおかしな話。

僕のお金を当てにしていたんですね。

コレも想定内。

僕はきぱっり言いました、ボランティアできているからおごる事はできない、と。

すると彼らはじゃあ僕らはいらないからチャッティングだけしようといいました。

それも悪くはなかったですが、僕の家にジンが500mlほどあったので、これを出してみることに。

MK1100、決して安くないこの飲み物を彼らは我が物顔で並々コップに注いでいきました。

そうだよな。

想定内。

そして肝心な会話の内容ですが、やはり出ました「poor」という言葉。

みんな言います、僕らはpoorと。

先輩で理数科教師の隊員が言っていました、子供達もpoorが問題だと。

でも違います。

問題の根源はpoorなことじゃない。

"poorだからどうしなきゃいけないのか"ということを考えないこと。

コレが問題なのではないでしょうか。

僕のJOCVとしての活動はほとんど受け身です。

僕から新しいことを提案しますが、その後、継続するかどうかは彼らが決めます。

継続したいなら僕は支えていきますが、外国人が何か新しいことを始めたぞ、というスタンスをとられると僕は何もしません。

今夜の心理戦でわかったこと。

国際協力で一番難しいのは"真のニーズを知ること"

彼らは本音を言いません。

そうですよね、僕らは言葉も文化も違う外国人。

そして2年後にはいなくなる存在。

僕がマラウイアンの立場だったら、建前だけキレイに述べていろいろねだるでしょう。

この2年間は裏切られることの連続ですが、心をしっかり保って任期を全うしたいと思います。

1人でも信用できる人ができて、その人の人生がいい方向に変わることができたら、僕がここにいた意味はあったのではないか。

2年間を浪費にではく、投資に使っていきたいと改めて思います。


~今回のレシピ~
知らないということが問題ではない、知らないのに知っていると言うことが問題を引き起こす。

9/13/2013

5S視察団

9月に入り、停電が多くなってきました。

と、同時にネット環境が悪くなるのでブログもアップできず。。

やはり何かと不便なマラウイ、はい、久々のやまたつです。


昨日はJICAの5S視察団が僕の所属するカロンガ県病院にやってきました。

去年も視察に来て評価をもらったらしく、去年はなかなか低い評価だったみたいです。

前日にカウンターパートと5Sを実施している箇所(小児科、妊産婦病棟、キッチン、事務局)を徹底
して改善しました。

まさに一夜漬けのテスト勉強みたいに。

5Sって日々継続しないとあまり意味ない気がしますが、まあ今回はいいでしょう。

一応、視察が入るということで意識するみたいです。

いろいろ病棟を見てまわっていると、日本では考えられない光景が目に飛び込んできます。

たとえばコレ↓



何かわかりますか?

注射針の先端が画鋲の変わりに使われています。

これは衝撃すぎて思わず写真。

マラウイでは画鋲すらも貴重で、プリントを壁に掲示するときはホチキスを使っています。

この注射針を使うアイデア、日本では考えられないのでアッパレというべきか。

いえ、ダメです。

こういうのをいろいろ改善し、いざ本番。

視察団の方たちからは去年よりもスコアアップしているとの評価をいただきました。

次回は3ヵ月後にまた来るみたいなので継続、そして向上を目指していきたいです。

僕のカウンターパートはとってもできる人で、僕がノータッチでも病院内の5Sは少しずつ進んでいきます。

なので僕は彼を支えつつも別の活動に専念できるわけです。

この国ではできる人材を探すことがとっても難しい。

彼をアシストしつつも自分も頑張らねばですね。

今月はしっかりと先の活動計画を彼と話し合って、来月からは新規一転、本格活動を開始します。

残り1年半、悔いのないように。


~今回のレシピ~
進む早さより進んだ内容

9/04/2013

Kasungu病院訪問

約1週間ほど休暇をいただいて、マラウイ栄養士隊員の活動を見学してまわってます。

今週末には任地に帰って自分の活動を再開しますが、どんな状況になっているか不安でたまらない、やまたつです。


月曜日はKasunguに行ってきました。

首都から北にミニバスで約2時間、もちろんぎゅうぎゅう詰めです。

先輩隊員の活動するKasungu District Hospital は施設が広く、内部は結構きれいでした。

この病院では栄養士がひとりのみ活動しており、初代の隊員ということもあって、活動は大変そうでした。

まず、JICAボランティアとはなんぞや?ということから始まるようです。

また、僕の所属する病院よりも予算が少ないためか、病院食がかなり寂しい。。

しかも停電すると食事が作れないと言い、患者の食事を作らない。

自分たちの食事は作るくせに。。

スタッフの意識はとっても低い印象でした。

やはり、それぞれの場所で問題は違いますね。

この日は一日中、停電、断水で大変でした。

風呂もトイレも料理もままならない生活。

途上国は生活するにもストレスがかかる、そう実感。

でも、こういう経験はかなり貴重なものなので2年間どっぷり浸かりたいと思います。

今日は同期栄養士隊員のDowaへ行ってきます。

ではー♪


〜今回のレシピ〜
毎日の"当たり前"に感謝