4/26/2014

海外で栄養士が活躍するために必要な4つのこと

最近、なぜか僕の家周辺だけネット環境がとても悪い。

発信の頻度が落ちていますが、チャンスを掴んでどんどん発信していきます、やまたつです。


さて、僕は現在、海外(アフリカ)で栄養士として活動しているわけですが、1年が経過してわかってきたことがあります。

そこで、今回は海外で栄養士が活躍するために必要なことについて書いていきたいと思います。

1、その地域の食文化を知る
自分がいる地域の栄養課題を解決するために、まずは食文化を理解しなければなりません。例えば、僕の活動地域であるカロンガ県はマラウイ北部にあり、米がよく採れます。なの人々には米食が浸透しており、比較的安価に手に入れることができます。しかし、マラウイの主食は大部分がメイズ(とうもろこし)なので、米を使った献立を他の地域で紹介しても、人々には手に入れることが困難なため、自宅で実践することができません。そのため、地域の食文化を知ることは必須事項ともいえます。
また、食材の組み合わせも重要です。マラウイの村で豆料理はとても一般的です。豆を煮てトマトを入れ、油を加えて煮込んで完成。それとシマ(メイズで作ったマラウイの主食)と一緒に食べるのです。しかし、その豆料理に野菜を加えて煮込むことは決してしません。何故なのかは未だにわかりませんが、ダメみたいです。普通に考えて、火元はひとつしかないので、多くの品数が作れないのだから、いろいろな食材を一緒に合わせてしまった方が栄養が摂れるのに。。でも、食文化を知らずに豆と野菜の料理を考案したところで人々は食べません。食べないと栄養どころではないですよね?

2、村の生活レベルを知る
マラウイのような途上国では栄養課題といえば大部分が"低栄養"です。村の人々は未だに伝統的な生活(電気や水道のない)をしており、薪で火をおこして料理します。なので、調理器具には注意が必要です。オーブンや電子レンジは当然ですが、フライパンなども一般家庭にはありません。マラウイではセフリア(底の深い鍋みたいなもの)と木べらが一般的です。それら調理器具を考慮した献立を作成することがとても大切になります。そのため、村の生活を実際に自分で体験してみることは大いに意味のあることなのです。

3、旬の食材を知る
日本でも旬の食材を使った献立を作成することがあるでしょう。旬のものは値段も安く、栄養価も高いですしね。しかし、スーパーに行けば旬の食材ではなくても輸入品やハウス栽培で採れる食材が豊富にあります。言ってしまうと何でも揃うのです。しかし、途上国は違います。輸送インフラや保存の関係で旬の食材以外は村の市場に出ることはありません。なので季節を考慮した献立を作ることが求められます。

4、自分の健康を維持する
実はこれが一番大切なのではないかと思います。食は経験なので、いろいろと食べてみて味わってみないと自分のレパートリーは広がっていきません。なので途上国でも何かと新しい食べ物に挑戦する機会が多いと思います。衛生面はほとんど期待できないので自分の強さが試されます。僕も何度かお腹を壊したことがありますが、それなりに強い方ではないかと思っています。それに、異国で生活するには食事、文化、言語が違うので精神面もケアしていくことが大切です。心も体も健康を維持していくことが良い活動に繋がるのです。

以上、今の段階で思いつくことを書いてみました。

もし興味を持ったなら、是非とも海外で活躍することをおススメします。

苦労は絶えませんが、自分の力を試し、そして成長することができます。

最後に宣伝ですが、現在JOCV(青年海外協力隊)の春募集が実施中です。

僕の後任の要請もありますので♪

上手くいけば派遣時期が重なり、1か月間だけですが僕と一緒に活動できますよ。w
 
ではー

青年海外協力隊春募集↓


~今回のレシピ~
世界も自分も変えるシゴト

いつも応援ありがとうございます↓
 

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2 件のコメント:

  1. 読ませて頂きました。
    体験バーズで読みやすいですね^ ^

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  2. きよさん
    お返事遅くなってすみません。。
    コメントありがとうございます。
    こうして読んでくださる方が今でもいることに感謝です。
    2021年になり、このブログも変化させつつまた更新していきます!

    返信削除