11/23/2014

世界を良くするためには女性の支援が近道

任地カロンガはマンゴーが美味しい季節になりました。

マンゴーパンを試作しながらブログを書いています、やまたつです。


昨日、とても悲しいことが僕の耳に飛び込んできました。

僕の自宅警備員の妻が助けを求めて僕の家まで来たのです。

よくよく事情を聴くと、どうやら彼(夫)は5月から家に帰っていないとのこと。

当然、僕が払っている彼への給料は妻にはいかず、彼女は2人の子供となんとか暮らしていました。

でも、近所の人から助けてもらうのにも限界がきたようです。

なぜ彼は妻のところへ帰らないのか?

彼には2人の妻がいます。

そう、彼女は2人目の妻。

彼は1人目の妻のところへ行ったきり、2人目の妻のもとへは帰っていないのです。

そんなこと今までなかったのになぜ?

彼は忠実に働いてくれる、マラウイアンとしては珍しいほど真面目です。

でもなぜ?

話を聴くと、1人目の妻がアフリカンドクターのところへ行き、夫を独り占めする薬(呪文?)を処方してもらったようです。

そのせいで彼の気持ちが変わってしまったのだと。

とても信じがたいですが、事実なようす。

そして、1人目の妻は2人目の妻のことを「HIV患者だ!」と周りに言ってまわっているとのこと。

当然、彼女はHIV陽性ではありません。

そして、2人目の妻は現金収入のないまま半年も2人の子供と苦しい生活を耐えしのいでいたのです。

これを聴いたときはかなりショックでした。

しかも2人目の妻は近所の人から「夫に捨てられた妻」として笑いものにされているのです。

現金収入を持たない女性がどうやって子供2人を育てていけばいいのでしょう?

この写真を見てください↓



屋根から隙間が見えます。

これから雨季になるので、雨が降ったら家の中に入ってくるでしょう。

日本で考えるのとは大違いなくらい激しい雨です。

安心して暮らす最低限のことすらできないという事実。。
 
明日、彼も含め話し合う予定です。

それにしても、男という生き物は。。

僕も男ではありますが。

男がお金を持てば、酒かタバコか武器に使う。

もちろん全員ではないですが。

現在も止まる事のない戦争、紛争、テロ。

この不都合な世界を作り上げたのは男なのではないでしょうか?

女性は社会から遠ざけられ、家庭に入ることを余儀なくされているのが現状です。

この世界を救う道があるのだとすれば、女性がその鍵を握っていると僕は思います。

女性を支援するシステムをもっと整えない限り、日本を含め世界が良くなることはないのではないでしょうか?

にしても、マラウイって奥が深すぎてわからん。。

〜今回のレシピ〜
女性に権利を!

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