7/07/2014

マラウイ独立50周年

えー、今週引っ越しすることが正式に決まりました。

同任地で活動している先輩隊員が帰国した後、その家をそのまま引き継ぎます。

今の狭い、暑い、家賃が高い家から抜け出せるのが嬉しい、やまたつです。


さて、2014年はマラウイ独立50周年にあたります。

1964年7月6日マラウイはイギリスから独立しました。

50年といえば半世紀。

半世紀あればすべてが目まぐるしく変わっていくでしょう。

では、マラウイは?

うん、変わった、と思いたいです。

どこか一進一退の気もしますが、街は少しずつ変化しています。

以前、担当調整員から送られてきたメールに、ある新聞のイラストが添付されてきました。

とてもシュールですが、現在のマラウイを見事に表現していると思います↓
 


独立から50年経った今も国家予算、食糧や教育、インフラ整備など他国の援助に頼っています。

そう、国は貧困のまま。

その横で"Cash gate"という国家予算の横領があったり。。

このイラスト描いた人はマラウイアンでしょうか?だとしたら、自分の国をよく理解している人でしょう。

同じ50年でも日本は大きく変わりました。

戦後の復興、目まぐるしい経済成長などなど。

マラウイとの違いはひとつ、"国民の意識"です。

大切なものを失って、はじめて人は次の行動を起こします。

日本は戦後、多くのものを失いました。

だからこそ急成長できたのだと思います。

しかし、マラウイでは失う前に他国からの援助が入ってしまい、危機に晒されることはないに等しい状況です。

国が自立する力を援助が奪う。

そんな縮図がマラウイには存在しています。

援助が気付かぬうちに呪縛へと変わってしまったのか。。

今後のマラウイは果たして。。。


~今回のレシピ~
差し伸べた手は、いつか離してあげる


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