2/05/2015

医療が先か、教育が先か

どうも、僕の任地カロンガでは最近電気が安定してきました。

というのも雨季というのにここ2週間くらいまともに雨降ってません。

南部の方はどうなのかわかりませんが、北部は何とも言えないです。

今年の干ばつが心配な、やまたつです。


さて、僕は病院所属のため、言ってしまうと医療系ボランティアなのですが、ずっと気になっていたことがあります。

それは"医療の支援が先か、教育の支援が先か"

僕は後者、教育支援が優先されるべきと考えます。

マラウイの場合に限ってですが、医療も教育も中途半端な気がしてならないのです。

もちろん医療はとても大事です。

マラリアにかかったら薬飲まないと死に至るし、骨折ったら固定しないといけない。

盲腸になったらオペしないといけないし、HIV陽性とわかったらARVを飲まないといけない。

しかし、病院の設備、特に政府系で医療費が無料の病院は結構過酷です。

オペのあと、感染症にかかる可能性も多くあります。

詳しくはコチラ↓

多くの人が病気にかかり、栄養失調になり、病院を必要としています。

しかし、これらの患者は自分たちで予防できないのでしょうか?

下痢ならトイレの後や食事の前に手を洗えばある程度防ぐことができます。

マラリアなら蚊帳が無料で配布されるのだから、それを使えばそこまで多くの人がかからないはず。

でも、何故こんなに患者が多いのか。

それは家庭レベルでの教育水準が低いからではないだろうか。

僕たち日本人は「家に帰ってきたら手洗い、うがいをしなさい」

など、親からしつこいくらい教育されたはずです。

マラウイではそうして公衆衛生がまだまだ行き届いておらず、親でさえあまり病気の予防を知りません。

学校や教会などでもっとそういった公衆衛生も含めて、教育を強化していかないとこの国は。。

2年間マラウイにいたら、日本人の"人の良さ"がとても恋しくなります。

やはり日本の道徳心はすごいことです。

もったいないという意識と人を思いやる気持ちがもう少しマラウイアンにもあったらなって少し思います。

と、話がずれましたが、マラウイ政府が教育にもう少し予算を割いてくれることを願っています。

ボランティアの人たちもオフィスワークよりフィールドワークしましょう。

マラウイアンの生活を知らない限り、本当の問題は見えてこないのだから。


〜今回のレシピ~
予防に勝る治療はない

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