1/29/2015

アフリカン会議〜災害対策について〜

どうも、雨が最近は降らず雨季も終わりかと思ってしまいます。

しかし、未だに電気が安定しない中ブログを書いています、やまたつです。


今日は同任地の隊員と村へ行き、ミーティングに参加してきました。

議題は"洪水の防止策について"

現在、マラウイ南部での洪水が大きくニュースになっていますが、僕の任地北部のカロンガでも毎年洪水が発生しています。

そのたび畑は流され、家は水没し、人々は学校や教会へ避難もしくはメイン道路(高台)そばでの生活を余儀なくされています。

20年ほど前に川の片側、タウン側に堤防が作られました。

目的はタウンを洪水被害から守るため。

しかし、その一方でその反対側は被害が悪化したみたいなのです。

そこで、今後洪水被害を防止するためにどうすべきかというミーティングが開かれたワケです。

4つの村の村長さん、その人たちを束ねる長、そして森林局、開発局の職員、そしてラジオ局の人も参加。

村人も含め約60人が集まりました。

かなりの規模で僕らも少し緊張。。

で、3時間ほどいろいろ議論して決まった結論。

"もう片側にも堤防をつくろう"でした。

女性も発言していたり、結構積極的な議論だったと思います。

ですが、多少気になるところも。。

それは予算。

みんな堤防を作りたいと言うけど、同時に予算がないとも言う。

堤防といっても日本のものとは違い、土を盛り上げて作ったものが現在あるものです。

予算がどうのこうの言う前に、お金がなくてもできることで努力をしたのか?

まずそこが重要です。

マラウイアンはすぐ、海外からの援助に頼ります。

自分たちはお金がないからと。

そう発想になると、思考は停止してしまい、人間は考えることをやめてしまいます。

マラウイで起こっている問題の根源がココにあります。

"マラウイアンの思考が停止している"

ココにどうアプローチしていくか、悶々としながらミーティングに参加していました。

マラウイアンがやる気を見せない限り、こっちも予算を探す手伝いはできません。

あ、余談ですが何故僕が洪水対策に関わったかというと、栄養失調の防止の観点からです。

一見、洪水対策と栄養士は関係ないですが、洪水によって作物が流され、結果的に栄養失調が起こるのなら、栄養士として関わってもいいかなと思ったからです。

僕の限界は僕が決めます。

マラウイアンが求めていることをサポートすることが僕のここでの仕事なので。

できるかできないかは、やってみてから判断すればいい。

そう思ってます。


マンゴーの木の下でミーティング↓
 


〜今回のレシピ~
思考を止めてはいけない!

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