今の季節は任地の気温がちょうど良く、過ごしやすくなっています。
が、疲れがとれない、やまたつです。
5月20日に行われたマラウイ大統領選挙。
暴動などが起きたときに備えて、マラウイ隊員全員が首都へ退避していました。
最悪の事態になれば国外退避もあり得るので、備えあれば患いなしですね。
しかし、ここはマラウイ、そんなことにはならないだろうと高を括っていました。
予定では27日に任地へ帰れるはずが、実際に帰ったのは6月2日。
マラウイのグダグダ選挙のため退避期間の延長を余儀なくされました。
以下、ざっくりと今回の"グダグダ選挙"を紹介します。
5月20日
予定通り投票開始とおもいきや、投票箱が投票所に届かないなど、トラブルが続出。結局、投票開始時間が遅れた場所もあり、投票が終了せずに1日が終わった。
5月21日
昨日終わらなかった投票があったため、引き続き投票継続。この地点で開票予定日もずれ込み、選挙予定は崩れ去る。
その後は、前大統領のジョイス・バンダが「この選挙は不正があった」として裁判所に選挙のやり直しを提案。これは却下される。
あちこちで数え間違いがあるとして、他の政党から票の数え直しを裁判所へ訴えた。これは受理される。
が、またまた他の政党からこの選挙は正当に行われたものであって、票の数え直しは無効だと裁判所へ訴える。これも受理される。
この裁判所はイエスマンか!?
たいていの訴えは受理されるのか?
そして、マンゴチにて暴動が発生。
ひとり(か、ふたり)の死者がでる。
この地点でJICAは首都退避期間の延長を発表しており、JICA関係者に被害はなかった。
もし延長していなかったら、マンゴチで活動する隊員が危険な目にあっていたかもしれないので、これはJICAのファインプレー!
その後、票の数え直しをするだのしないだの、うだうだ、グダグダした論争が続き、僕らはずっと缶詰状態。
選挙から8日以内に投票結果を発表しなくてはいけない、というマラウイの法律に基づいて、ようやく新大統領が発表される。
ピーター・ムタリカ
結局、優勢と言われていた政党が勝利したという結末を迎えました。
アフリカの大統領選挙といえば、ケニアみたく暴動が多発するイメージでしたが、やっぱりマラウイ。
投票開始時間が遅れ、あーだこーだと論争で時間を無駄遣い。
結果発表後、すんなりと結果を受け止める潔さ。
こうゆう選挙もあるんですね。
今回2週間も行動制限されての首都退避は、なんだかんだで良い休暇でした。
自主講座も2つ実施させてもらい、いろいろと情報共有ができたのではないかと思います。
が、任地に着いてからの活動再開の腰が重たい。。
まぁ、少しずつやっていきましょうかね。
~今回のレシピ~
マラウイの選挙は遊んで待て
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