3/11/2014

”いただきます"という言葉

来月、ちょうど僕の誕生日にJICAオフィスにて中間発表を控えています。

ここ1年間の活動を簡潔に報告するものなのですが、何をどう報告して良いのやら。。

ネタ集めに必死な、やまたつです。


先週末はナミビアからの任国外旅行で、栄養士さんが僕の任地カロンガまで来てくれました。

マラウイに旅行に来るだけで、なかなかいないなーと思っていましたが、カロンガという遠いところまで来てくれるなんて只者じゃない。

ということで、同任地隊員と話し合った結果、ホロホロ鳥を捌いて振舞うことにしました。

日本でも食べられますが、かなり珍しいのでは?

ちなみにホロホロ鳥はコチラです↓
 

 
見た目が美しいんですね。

そして、肉は鶏よりも柔らかくて美味しいんだとか。

1週間前に村で購入し、当日まで僕の家で飼うことに。

よく餌を与えて肥えさせたつもりです。

そして当日、僕は以前に鶏を捌いたことがあったので要領は似た感じです。

まず、命をいただくことに感謝し、その後、首を落とします↓


 
さかさまにしてしばらく血抜き。

次に用意していたお湯につけて、羽を抜きます。

鶏と違ってすこし苦労しました↓


栄養士同士の共同作業です。
 
 
羽をキレイに取り除いたら、次は内臓を処理します。

砂肝やら腸やらありましたが、食中毒を恐れて今回は処分することに。


内臓を取り除いたら中を丁寧に洗って、いよいよ調理開始!

今回は丸ごとオーブン焼きにすることにしました。

おなかに香味野菜を詰めて、180℃のオーブンでじっくり2時間。

週末に頻発する停電もなく、きれいに焼きあがりました↓


さぁ、ビールと一緒に"いただきます"

本当に良い焼き上がりで、肉も柔らかく、美味しくいただくことができました。

今回来てくれたお客さんが同じ栄養士ということもあり、配属先のことや食育についての話で盛り上がりました。

ホロホロ鳥に限らず、ほとんどの肉は日本ではすでにパック詰めにされ、すぐ食べられるようになっています。

生きていたときからパックに詰められるまでの過程を消費者が知ることはあまりありません。

今回みたいに自分の手で捌いてみて、改めて実感します。

"生き物をいただいて、僕らは生かされている"

と。

日本人の習慣"いただきます"は、自分の目の前にあるご馳走にだけではなく、生産者や食卓にあがるまでの過程で携わった人、さらには自然にまで感謝を捧げるという本当に良い言葉だと思います。

マラウイにくると、都市部以外はパック詰めの肉なんてありませんから、自分で捌くかマーケットでバラを買うしかないのです。

マーケットの肉やはほんとにカオスなので、、機会あれば写真と共に紹介しますね。

残り1年の任期で、目標は4足歩行の動物を自分で捌けるようになること。

羊が有力候補です。

"自ら動物を捌く栄養士"

日本で需要あるでしょうか?


~今回のレシピ~
生かされているこの命を大切に


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