新年が明けても活動は相変わらず一進一退。
本当に継続ということが難しいと感じています、やまたつです。
僕は人が好きで、よく人間観察をしています。
日本にいたときもいろんな人と会って、その人の考え方や行動から学んでいました。
ここマラウイでも同じく人間観察をしています。
活動はうまくいかないけど、チャッティング(雑談)から学ぶことも多々あります。
去年の年末にとっても興味深いことが起こりました。
同任地の後輩隊員が雇っている警備員の”嘘”
僕たちJOCVは昼と夜に自宅警備員を雇わなくてはいけない決まりがあります。
なので当然、現地人(マラウイアン)を雇うわけですが、厄介な人が多い。
時間通りに来ない。
そのくせ、時間通りに帰る。
途中で隣人のところに出かける、そして数時間帰ってこない。
家主が留守の時には来ない。
などなど、勤務態度が酷すぎる場合もよくあることです。
幸い、僕の警備員は2人とも相当優秀なので、特にストレスなく暮らしています。
話は戻って。。
後輩隊員の警備員は最悪の極みでした。
彼女が2週間ほど留守のとき僕は何度か彼女の家を訪問しましたが、案の定、警備員の姿を見た日はありません。
このことを彼女に報告すると、当然、解雇ということになりました。
そこで、彼女が帰宅してから最後の給料支払いの時、同時に解雇通告をしました。
が、問題は給料。
働いていない日の給料の支払いは当然ありません。
警備員に「何日働いたか?」と尋ねると。。
「1日だけ葬式があって来られなかったけど、あとは全日働いた」
ん?
そこで僕が、家主のいなかった数週間、君の姿を見ていないよ。
と、伝えたが彼は断固として全日働いたと言い張る始末。
嘘をつくなというと、黙るもしくは「I don’t know」。
彼は英語がほとんど話すことができないので、現地人の通訳をつけての会話。
全然解決の兆しが見えない中、そもそも嘘という言葉を知らないということが発覚。
通訳に意味を説明してもった後、僕はもう一度尋ねました。
「君は嘘をついているだろう?」
彼の答えは「YES」。
ん?
イエス?
そう、彼は嘘をついていると認めました。
が、給料は全額もらうと全く引く気がない。
もう全然意味がわからなくて、ただ怒りは限界値を超えそうでした。
僕の警備員ではないので、僕がそこまで怒る必要はなかったのですが、平気で嘘をついて、給料を全額貰おうという態度がどうしても許せなかった。
当事者である家主の彼女は、何を言ってもきかないから、給料を全額払って解雇にするということで終わらせようと言いました。
結局そうすることで、事は落ち着き、彼は帰っていきました。
なぜマラウイアンは見え透いた嘘をつくのか?
誰も咎めないから?
そもそも嘘という感覚がないのか?
さまざまな疑問がありますが、このマラウイアンの行動観察はまだまだ続きそうです。
任期終了後には”マラウイアンの説明書”として後輩隊員へ提供したいと思います。
楽しくもあり、ストレスでもあるマラウイでの人間観察です。
~今回のレシピ~
信頼が人と人の絆をつくる
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