えー、病気のやまたつです。
赴任してから2度目の高熱。
1度目は一晩寝てれば治りましたが、今回はそうもいきません。
夜に熱が39度をウロウロ。
週末はずっと寝てましたが、なかなか良くならず困っていました。
症状は高熱、頭痛のみ。
下痢や吐き気はありません。
マラリアの予防薬は毎週欠かさず飲んでいるので、確信はありましたが、マラリア陰性。
同じ病院配属の看護師さんに診てもらい、薬をもらい、ほんと日本の看護が恋しくなりました。
そして、昨日、まさか訪れることはないだろうと思っていた自分の配属先病院へ。
もちろん患者として。
実際に患者として病院に来てみて、いろいろ収穫もありました。
まず衛生面。
本当に汚い、もしくはそこそこキレイのどちらかです。
診察台に横になっていいよ、と言われましたが横になりたくない汚さ。
これ、病人に良くないでしょ。。
各病棟への5S普及活動をもっとしなくては、と思い知りました。
あと、クリニシャン(医師免許はないが、医療系の学校を出ているためこの国では治療できる)が適当すぎる。
診断の要領も悪いし、検査室との連絡も疎か。
そして、すぐ戻ると言ってどこかへ行ったきり帰ってこないと思ったら、外でおしゃべりしてるし。
こりゃ患者も大変だよ。
ただでさえ病気で心も身体も弱ってるのに、不衛生なところで待たされたり、いろんな部署たらいまわしにされたり。
入院患者は特に。
いつも決まった食事、しかも栄養があるとも思えないもの。
看護師、クリニシャンの適当なアセスメントや治療。
僕の活動は、まだまだやらなきゃいけないことでいっぱいです。
そして、一番の問題は"病院にアクセスできない人の治療"だと思います。
患者の中には何時間も歩いてきて県病院まで来る人もいますが、ほとんどの人は交通費がなかったり、距離が遠すぎて県病院にアクセスできません。
地域のヘルスセンターでは、せいぜい結核かマラリアの治療くらいしかできないのが現状です。
自宅療養以外に選択肢がないのです。
早急にすべての人が安全な医療を受けられるようにすることが求められますが、とっても難しい、課題だらけです。
何年かかるのやら。
病院関係者が予算を自分のポケットに入れてるようじゃ、まだまだ先になりそうです。
とにかく、僕は完全復帰を目指して自宅療養してます。
周りの人の親切がとっても身にしみます。
ウォッチマン(自宅の警備員)が茹でたサツマイモを持ってきてくれたり、隣人のアメリカ人が食事作ってくれたり。
もちろん、後輩隊員の看護師さんには感謝感謝です。
僕のカウンターパートは病院で僕と会っての第一声が「血糖値の検査キット持ってたよね?今あるか?」だったのが少し悲しかったけど。。
自分の身内が糖尿病で入院してるから容態気になるのはわかるけど、その前に目の前のパートナーの心配は?
まぁそんなもんですかね。
というか、何で病棟で血糖値の検査キットを切らすのか理解できず。
ドネーションで成り立っているマラウイの医療事情ではよくあることみたいです。
そして、これが診断書&検査結果と薬↓
まぁ、結局何が原因かわからず終わりましたが、たぶん何かの感染症の急性期でしょう。
僕は相変わらず元気です。
~今回のレシピ~
相手を知りたいなら、相手の立場になってみる。なれなくても、なってみる。
「相手を知りたいなら、相手の立場になってみる」、全く同感!そうすることによって、初めて分かる相手の苦労とか考え方とかがあるよね。
返信削除ほんとね。限界まで相手の生活に溶け込んで、わかったこと、マラウイアンは貧乏とか言ってるけど実際そんなに困ってないってことかなー。笑
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