8/10/2013

人らしい人

マラウイに来て4ヶ月。

実際に活動を開始してからは3ヶ月が経ちます。

来週は首都で"赴任3ヶ月オリエンテーション"があるので、今から楽しみなやまたつです。


僕はよくYAHOOニュースで日本や世界の情報を取っていますが、最近は"ブラック企業"というものが目立つ気がします。

まだブラック企業の基準が曖昧ですが、かなり深刻な問題なんでしょう。

働きすぎ、日本人は本当に働きすぎです。

そして、マラウイアンは働かなすぎ。

足して2で割ると丁度いいのですが、世の中そんなに上手くいきません。

よく日本では「働き方を変えないと今の時代を生きていけない」と言われているみたいですが、本当にそれだけでいいのでしょうか?

大いに疑問です。

確かに時代は変わりました。

たくさん働くことが良しとされた時代は終わったと僕も思います。

ブラック企業が存在する理由は、この日本の古い考え方だけの問題でしょうか?

僕は消費者(顧客)にも原因はあると思っています。

あなたは過剰なサービスを求めていませんか?

幸せと感じる閾値が高くなっていませんか?

求めるものが大きくなるほど、求められる側の負担は大きくなります。

過剰な労働と過剰なサービスには近いものがあると思います。

みんなが言います「世の中に完璧なモノやヒトは存在しない」と。

でも、どこかで完璧を求めていませんか?

マラウイに来て思こと、それは"人らしい人がいる"ということ。

マラウイアンは完璧なんて求めません。

常に焦点は"今"にあります。

次の日のことや、まして数年後のことなんか考えたりしません。

もちろんそれが良い事というわけではないですが、なんだかこの考え方が自分にも馴染んできました。

先のことは誰にもわからない。

だから今を全力で生きる。

マラウイアンは背中で語っています。

最初はイラッときていたことも、4ヶ月目にしてだんだん許せるようになりました。

現在、日本ではグローバル化が求められています。

海外で働く、生活するということが果たしてグローバル化なのでしょうか?

一番大切なのは"意識のグローバル化"なのでは?

嫌なら無理して海外で働く必要はないと思います。

日本も十分素敵な国です。

でも、意識、考え方をグローバル化しないとストレスが溜まります。

世界には満足に食事できない人もいる。

屋根がないところで生活する人もいる。

両親を失った子供もいる。

いろんな人が一生懸命に生きています。

そういった意識があれば、自分が持っているささやかな幸せに気付くことができるのではないでしょうか?

JOCVの活動を通して、マラウイという国を通して感じたことを書いてみました。

次回は活動のことを書きたいと思います。


~今回のレシピ~
意識を変えれば、見えているものもが変わる。

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